テレビでもすっかり人気モノのセスキ炭酸ソーダ。
水に溶けやすい性質を生かして、スプレー容器に溶かしてのお掃除にもってこい!
常備しておけば、汚れた時に手軽にシュッシュとお掃除できます。
ここではセスキ炭酸ソーダスプレーの基本的な作り方や、活用できる汚れや場所をご紹介します。
セスキ炭酸ソーダスプレーの作り方
まずは基本のセスキ炭酸ソーダ水溶液の作り方です。とは言えそんな大層なものではなく、水とセスキ炭酸ソーダの粉末を混ぜるだけです。
≪用意するもの≫
①セスキ炭酸ソーダ 小さじ1(約5g) 一般的な汚れには十分ですが、油汚れが落ちにくいという時は大さじ1でお試しください
②水 500㏄
③霧吹きタイプのスプレー容器 1個
個人的にですが、無印良品のポリプロピレンスプレーボトル・アルカリ電解水クリーナー専用容量約400ml(290円税込み)がおススメです。我が家で使っていて今のところ問題はありませんが、電解水クリーナー専用となっているので、使われる場合自己判断でお願いいたします。それと100均のものは安くてよいのですが、霧の状態がイマイチだったり漏れたりしました。そんなこんなでアレコレ試すよりは無印1本の方が結局良かったです。
≪作り方≫
用意できたらセスキ炭酸ソーダ粉末と水を容器に入れ、よーく混ぜます。
以上!完成!となってしまうので、ここでちょっとしたプラスアルファのご紹介です。
対油性のスプレーボトルでしたら、基本のスプレー液に2、3滴お好みの香油を混ぜることもできます。ただし、セスキ炭酸ソーダの水溶液と油は分離するので、使う直前によく振って混ぜて下さい。
ちなみに、先ほど紹介した無印良品のスプレーボトルは耐油性です。
※液を作り置きする場合は、2~3ヶ月以内を目安に使い切りにしてください。
作り置きの液は直射日光や高温を避けて保存してください。
セスキ炭酸ソーダ水溶液、スプレー活用!
セスキスプレー液ができたら、あれもこれもピカピカにしたいって早速使ってみたくなりますよね。
セスキ炭酸ソーダ水溶液が得意な汚れは、油汚れや手垢汚れです。
と、なると活躍の場は多くなりますね。
まずはセスキスプレーと、雑巾やふきん、キッチンペーパーなどを用意しましょう!
水溶液はスプレーに入れて使うほか、雑巾に含ませて、という使い方もあります。
以下におススメの場所や使い方をご紹介するので、レッツお掃除です!
①コンロの油汚れ
セスキ炭酸スプレーを吹き付けて拭き取る。しつこい油汚れにはキッチンペーパーにセスキ液をしみこませて、張り付ける。しばらくおいてから、浮いてきた汚れを拭き取ります。拭き取った後は、水拭きすると乾いた後の白残りを防げます。
水溶液の濃度を濃くしても、楽にとれるようになります。
②換気扇の油汚れ
①と同じように、汚れを浮かせて拭き取ります。
③スイッチやドアノブなどの手垢汚れ
雑巾にセスキ炭酸スプレーを少し湿るくらい吹きかけ、汚れを拭き取ります。仕上げに水拭きをします。
直接スイッチなどにスプレーを吹きかけてしまうとドアの木材などにもかかってしまうので、避けた方が無難です。
④たばこのヤニ汚れ
壁にうっすらついたヤニ汚れにも。
セスキ液を含ませた布で拭いていき、仕上げに水拭きします。広範囲に使いたいときは、バケツに液を作って布を洗い ながら拭いていくと簡単です。
※必ず目立たないところでシミ、色落ちしないことを確認してから使います。
⑤照明器具のかさ
こちらも結構、油+ホコリでべたっとした汚れがつくので、セスキ液を雑巾に含ませて水が垂れないくらいに絞って拭 き取り。その後固くしぼった雑巾で水拭きをします。
※感電防止のため、掃除の前に電源OFFにして電球を取り外します。電球をつけていた場合は熱くなっているのでお気を 付けください
⑥シャツの襟や袖の皮脂汚れ
ちょっと番外編ですが、襟まわりなど皮脂汚れにもお勧めです。
濃度は500㏄に大さじ1の水溶液を作ります。それを汚れている部分にスプレー。3分ほど置いたらブラシなどで軽くこすってから、洗濯機で普通に洗えばきれいになります。
※時間が経ってしまった黄ばみは難しいです。
我が家ではスプレーに作っておいて、食事を作った後、コンロ周りに飛び散ってしまった油汚れなどをすぐに掃除するようにしています。
子供らがまだ小さく熱々の料理は出せないので、作った後、冷ます時間が必要なのです。
その待ち時間にシュッと一吹きして、綿100%のふきんで拭き取りしてます。10分もあれば全面お掃除できてしまいます。
汚れが溜まってしまうとやっぱり時間がかかってしまいますし。子供が小さい時だと集中してお掃除って難しいですよね。ちょこっとちょこっとの合間時間で一拭き、二拭きしていった方がキレイを保てる気がします。
セスキ炭酸ソーダをつかってはいけない場所や材質、注意点
セスキ炭酸ソーダスプレーにも性質上使用NGな場所や材質があります。
同じ、重曹と同じになりますが、こちらの方がアルカリ濃度は濃いため、より反応は強いです。
●アルミ製のもの アルカリと反応して腐食作用を起こす。
●木材 天然素材のため、変色の恐れがある。
●畳 同上
●フローリング ワックスをはがしてしまう恐れがある
これに限らず、材質によってはシミや変色、傷がつく恐れがあるので、面倒ですが、目立たないところに重曹ペーストをのせてしばし時間をおいて変わりないか等、確かめてからの使用をおススメします。
また、アルカリの作用によって皮膚が荒れますので、ゴム手袋等着用ください。
直に扱って指先等皮膚がぬるぬるする場合、流水でよく洗い流します。もしその後もぬるつきがとれないようでしたら、お酢やクエン酸等で洗い流してみてください。その後再度水で洗えば、取れているものと思います
また、誤って粉や水溶液が目に入ってしまった場合には、清潔な水で十分にすすぎ流して下さい。
もし痛みなど異常が感じられる場合には、医療機関にご相談下さい。
せっかく綺麗にお掃除できても、手や目を傷つけてしまってからでは元も子もないです。
まとめ
ここまでセスキ炭酸ソーダスプレーの作り方、活用等についてご紹介しました。
対応してくれる汚れが油汚れと皮脂汚れがメインのセスキ炭酸ソーダ、一番気になってしかもお掃除がなかなか大変な部分を、簡単にキレイにしてくれるなんて本当にありがたいですね。
ただ使えない素材や気をつけなきゃいけない部分もあるので、そのポイントをしっかり押さえておく必要があります。
そこだけちゃんと押さえておけば、とっても頼りになるセスキ炭酸ソーダ、日々のお掃除にぜひともご活用くださいね!