お中元の時期になると、CMやネット、デパートではいろいろなお中元商品でにぎやかになり、それを見ると今年は何を送ろうか等考え始めますよね。
品物チェック、贈り先チェックなど色々用意し始めます。
我が家でも毎年品物選びが大変ながらも楽しい大事なイベントです。
ですが今年は、春さなかに私の祖父が亡くなったため現在喪中です。
お中元のテレビCMを観ながら、「あれ?自分が喪中の時でも送ってよいのかな?」という疑問が浮かびました。
喪中の時お中元は送ってもよいのか避けるべきか?
もし送って良いのであれば、贈る時期やのしは?
送り状はどうする?
品物など避けた方が良いものがあるのか?
などなど自分が喪中の際のお中元マナーについて、色々調べてみました。
自分が喪中の時お中元は送る?
結論から言いますと、お中元を贈って問題ありません。
一般的に喪中の際に避けるのは、お祝い事に関することについてです。
例えば家の新築、結婚式ですとか、お正月のお祝いなどです。
お中元は、日ごろお世話になっている方への感謝やお礼の意味で贈るものの為、喪中に避けるべきお祝い事とは異なるわけです。
ただ、贈る際に注意すべきことがありますので、マナーとしてしっかりチェックしていきましょう!
喪中時にお中元を贈るときのマナー
喪中の時にお中元を贈る際のマナーとして気になるのは大きく3つあります。
①お中元を送る時期
②送り状、のしの書き方
③品物
さっそく、順にまとめていきますね。
お中元を送る時期
一般的にお中元を送る時期は、送る地域のお盆の期間に合わせたものとなりますが、もしその期間が忌中の場合は避けるべきです。忌中が過ぎてから送るのが無難ですよ。
そこでちょっと困るのが、忌中を過ぎてから送るとお中元を贈る時期から外れてしまう、というときですね。
そんな時は、時期によって暑中御見舞、残暑御見舞としておくるとよいですよ!
暑中・残暑の期間については以下を参考にしてくださいね。
・7/16~8/7もしくは8/8の立秋までは「暑中御見舞」になります
・立秋から9月初旬までは「残暑御見舞」になります
なお、目上の方や取引先へ贈るときは、「御見舞」を「御伺い」とすると間違いないですよ。
御見舞という言葉が、目上の方には失礼ととられる場合があるためです。
・忌中:仏式では忌日から49日、神式では忌日から50日の間を指します
・喪中:一般的には親等の近さで1か月~13か月
喪中は1年とよく聞かれますが、正しくはありません。喪中の期間は悲しみの大きさで決まるためです。
お中元を贈る際の送り状、のし
お中元を贈る際の送り状やのしも、そのままで良いか気になりますよね。
まず送り状ですが、こちらは通常通りで大丈夫です。
次節のあいさつや日ごろお世話になっていることのお礼などで、特段喪中であることなどは記載不要です。
また、忌中で遅れて暑中見舞いや残暑見舞いとして贈った際も、忌明けを待っていたなどは敢えて書く必要はありません。
こちらも次節のあいさつやお礼、品物を送るなどで大丈夫です。
のしについては、ちょっとお気を付けくださいね。
まず、紅白の水引やよくある華やかなのしは避けましょう。
白短冊や白無地ののし(奉書紙)を使用します。
表書きは、時期が外れていなければ「お中元」で問題ありません。
このあたりは、お店なりネットなりで購入する際、喪中であることを相談すれば対応してくれると思いますよ。
喪中の時のお中元で避けた方がよい品物は?
贈る品物について、特に避けた方が良いものは、私が調べた限りみつかりませんでした。
通常通りで良いようです。
強いてあげるのであれば、「品物」というわけではありませんが、派手めな包装のものは避けるといったところでしょうか。
まとめ
日ごろお世話になっている方々へ贈るお中元なだけに、何か失礼があっては、と心配になりますよね。
特に自分が喪中である場合、こちらから送ってもいいのか?何かマナー等はあるのか等気になるところです。
自分が喪中の際、お中元をおくっても良いかどうかという事に関しては、お中元はお祝い事ではなく日ごろの感謝の気持ちをというお礼のため、送って構わないものでした。
ただ、すこしだけ通常時より気を付けないといけないマナーがあります。
贈る時期は忌中の49日(神式50日)の間は外すこと、のしや水引は使わないこと。
以上の2点ですね。
また、送り状や品物は通常通りで問題ありませんでしたね。
ぜひこのあたりをきちんと押さえていただいて、マナーに則ったお中元をお送りくださいね。